ウルトラファインバブル水の食品との相互作用について
我々は、ウルトラファインバブル(UFB)について、その発生原理に始まり、様々なミクロな現象に興味があり、①タンパク質または②アミノ酸との相互作用について、検討を行った。①卵白のアレルゲンの一種であるオボアルブミンとUFB水を室温でインキュベーションすると、あるIgE抗体との結合性が変化した。またその後UFB水を除去すると結合性が回復する傾向があり、タンパク質の構造変化に可逆性が見られた。②化学的に代表的な性質を持ついくつかのアミノ酸についてPBS中でボルテックスを行うと、発生するUFBの個数濃度がアミノ酸によって異なり、溶解度との関係に一定のパターンが観察された。