Ba2ZnS3:Mn蛍光体の発光特性評価
無機EL(EL: Electro-Luminescence)は電界印加により励起・発光するデバイスである。発光層として無機蛍光体を使用することで、長寿命な発光デバイスへの応用が期待される。現在、主流の無機ELは、蛍光体を樹脂に分散した分散型無機ELであるが、輝度が低い等のデメリットがある。一方、発光層を薄膜とし誘電体層を厚膜とした薄膜-厚膜複合型無機EL(TDEL: Thick-Dielectric EL)は蛍光体に印加される電界強度が上昇することで、高輝度化が期待できる。現在、蛍光体材料と絶縁体材料の両方向から開発を加速中である。